毛穴とは
毛穴の役割とタイプ
毛穴は皮膚の表面にあるくぼみのことですが、学術的には毛包(もうほう)といって、皮膚内に陥入し毛根を包んでいる袋状の組織をさします。頭髪・うぶ毛や髭などが、ここから生え、肌の表面にでてきているので毛穴と呼ばれています。1センチ四方に少なくとも20個はあるといわれています。
全ての毛穴には、皮脂を分泌するための皮脂腺があり、皮脂を分泌することで、肌や髪の毛が乾燥するのを防ぎます。すなわち、人間の肌は基本的には、化粧水や乳液などを付けなくても乾燥しないようにできているのです。
忘れてはならないのは、毛穴は体温調節にも一役買っているということです。寒くなると毛穴はキュッと閉じ、体温が外に逃げるのを防ぎます。逆に、人は暑く感じると毛穴を開いて体温を外に逃がすように調節しているのです。
とても寒い時には鳥肌が立ちますよね。体温を逃がさないように毛穴を強く閉じるために、鳥の肌のように小さくプツプツと突起が出てきた現象なのです。
毛穴は、大きく3つに分類されています。産毛が生える軟毛性毛包、髪の毛や髭が生える終毛性毛包、産毛も生えるが主に皮脂をつくる役目がある脂腺性毛包の3種類です。終毛性毛包の場合は、太く長い毛が成長し続けることで、皮脂腺より分泌された皮脂がスムーズに毛包管を経て皮表に排出されていきます。
しかし脂腺性毛包では、うぶ毛の成長による皮脂の皮膚外への排出が多くは期待できません。毛が皮表に現れることがすくなく、他の2種類よりも皮脂腺がよく発達しているという特徴があります。したがって、毛の出口付近が皮脂で厚くなりやすく(角化と呼びます)、皮膚内で皮脂がたまりやすくなっています。頬や鼻の毛穴の多くはこの脂腺性毛包にあたります。